
2008年11月8日に運行を開始した「ヘラン号」は、韓国鉄道公社
(KORAIL)が誇る、韓国初の豪華個室・寝台列車です。
現在、韓国内各地を巡るツアー専用列車として使用されております。
ヘラン号とは、韓国語で“太陽とともに”を意味する造語で、
“太陽と共に美し韓国の山河を走る”ことをコンセプトに名付けられました。
豪華個室寝台列車の計画が持ち上がったのは2007年春のことで、
当初は、半世紀ぶりに北朝鮮側との再連結が実現した京義線を経由し、
ソウル−平壌−北京間を結ぶ豪華国際列車として計画されました。
しかし、北朝鮮に厳しい態度をとる李明博政権発足で南北関係が悪化する
と、国際列車の計画は断ち消えとなってしまいました。

意識しつつ、随所に韓国らしいデザインが盛り込まれました。
インテリアデザインは、個室から通路、デッキに至るまで木を多用 し、
温もりと落ち着きを感じるイメージにまとめられております。
寝台はすべて個室で全23室、定員54名。すべてのグレードで、
幅180〜200cmという本格的なダブルベッドを使用しているのが特徴です。
各個室は、いずれも室内にトイレとシャワーを備えており、 トイレには
すべて洗浄便座を装備、ドライヤーやコンパクト な洗面台も設置されて
おります。日本の個室寝台車と比べ、部屋やシャワーなどの設備も広さに
余裕のある造りになって おります。